Message from the
Chairman & CEO
会長メッセージ

新しい経営体制の下、世界のモノづくりに貢献し、
持続的な企業価値向上に努めていく

1948年、当社は機械専門の商事会社として創立されました。さまざまなものに価値を見出し、価値創造していこうとする開発精神は現在まで受け継がれ、世界のモノづくりの現場に価値を提供し、事業を発展させてきました。創業時から手掛ける産業機械販売では、長年積み上げてきた実績・ノウハウと信用により、当社は産業機械サプライヤーとしてマーケットから確かな評価をいただいております。

一方で、モノづくり自体の進化と、それに伴うお客様のニーズの変化に合わせ、当社のビジネスはエンジニアリングを含むトータルソリューションの提供へと、大きく広がっていきました。事業環境が大きく変化するなか、2022年私たちは新たな成長目標を描き、お客様と共に成長し、持続可能な社会の実現に貢献する「次世代型エンジニアリング商社」を目指すビジョンに掲げました。

このビジョンの下、業績は順調に伸びていますが、その歩みを加速させるため、当社は経営体制の変更に踏み切りました。2025年度より、監査等委員会設置会社に移行し経営の透明性を高めるとともに、会長(CEO)・社長(COO)の体制で経営の強化を図っていきます。さらに、事業担当役員2名とコーポレート部門の役員1名を、新たに設けるCSOとしました。事業執行全般を社長が指揮し、CSO 3名とCFO 1名がその補佐に当たり、私は会長として広い視野から会社の進路を見定めていくという体制です。

当社では初めてとなる体制ですが、役割分担も進むべき方向も明確です。企業としての成長の加速と、事業活動を通じた社会課題解決への貢献の両立を、円滑に進めていくことができるものと確信しています。

社長在任期間を振り返り強く印象に残っているのは、多くのお客様からプラント等の起工式や竣工式にお招きいただいたことでしょう。社員の努力の成果を実感する喜びもありますが、そうした場で改めて感じたのは、お客様の事業の発展があってこそ当社の発展もあるのだということです。私たちの果たすべき使命は、「人をつなぎ、技術をつなぎ、世界を豊かに」すること。これをしっかりと心に留め、世界のモノづくりに貢献し、持続的な企業価値向上に努めてまいりたいと考えています。

代表取締役 会長執行役員 宇野一郎