社長メッセージMessage from the President & CEO

事業において多彩なポートフォリオ構造を実現させ、
成長・発展を目指してまいります。

ステークホルダーの皆さまには、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申しあげます。

第99期(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の決算が終了いたしましたので、日頃よりご支援いただいております皆さまに、業績等をご報告申しあげます。

当期における日本経済は、IT関連需要、脱炭素化の加速、SDGs達成に向けた需要といった具体的な動き、加えて設備投資や輸出の回復基調、景気回復への期待感が根底にあったものの、依然続く新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う行動制限、半導体の供給不足、原材料価格の高騰、自動車の減産、地政学リスクの顕在化などによりそれらが押し下げられる形となりました。

このような状況の中、当社においては中期経営計画「FACE2021」最終年度に掲げた計画値には届かなかったものの、エレクトロニクス事業の中国市場が活況に推移したほか、当期よりプラント・エネルギー事業から分離・独立したエナジーソリューションズ事業におけるリチウムイオン電池製造設備やヘルスケア事業における各種製造ラインの需要が旺盛で、連結業績といたしましては増収増益となりました。また、利益面においては、親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高となりました。また、将来の成長に向けた土台作りを意識した定性目標の達成度は100%以上と評価しており、コロナ禍により事業環境が様変わりした中でも、確実な手応えを得られた一年となりました。

当社の今後といたしましては、新たに策定した長期ビジョン「V2030」の実現に向け、そこからバックキャスティングの視点で定めた新中期経営計画「MT2024」において、さらなる経営基盤の充実を推し進めていくとともに、しっかり実る種を見つけてここまで耕してきた土壌に具体的に種まきをしていく時期にしたいと考えております。
そして、さらにフラクタル的に、現在の7つの事業においても多彩なポートフォリオ構造を実現させ、それぞれの事業が変化対応力の高い集団になることで、その総和として当社全体が強靭な組織となり、成長・発展していくことを目指してまいります。

ステークホルダーの皆様におかれましては、引き続き当社にご期待いただき、ご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。

2022年5月

代表取締役 社長執行役員 宇野一郎