前中期経営計画の振り返りの中で、社会・事業環境において大きな変革が続く昨今の状況を踏まえ、企業運営の抜本的な見直しと、より長期的視野に立った戦略立案の必要性をこれまで以上に認識いたしました。そこで、当社の存在価値や使命は何であるかをいま一度見直すこととし、社会から求められる考え方への対応も含め、新たな経営理念と2030年のあるべき姿を見据えた成長戦略「V2030」を策定いたしました。
成長戦略「V2030」(V:Vision)
基本戦略
1. 積極的な投資 | ■ ビジネス拡大・強化・創出や 社会課題の解決に向けた投資 |
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2. PL経営+BS経営 | ■ 資本効率の改善で中⾧期的に 収益を生み出す経営基盤の構築 |
3. マルチステークホルダーを 意識した経営 |
■ 重要課題への取り組みを 通じた持続可能な社会の実現 |
4. モノ売りから 「モノ✕コト」売り |
■ サービスの埋め込みビジネス 提案、サブスクモデル等 |
5. グローバルの成⾧を 取り込む |
■ 外国籍企業との取引拡大 |
6. DX推進 | ■ 圧倒的な生産性の向上と 革新的なビジネスモデルの創出 |
定量目標(連結)
売上高 | 営業利益 | ROE |
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3,000億円 | 125億円 | 10% |
中期経営計画「MT2024」(MT:Medium-Term Business Plan)
定性目標
1.成長に向けた事業戦略
① エンジニアリング 機能の強化 |
■「次世代型エンジニアリング商社」を目指し |
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② 戦略的事業投資 | ■ 事業を通じた社会価値創出とともに成⾧に資する |
③ グローバル企業との ビジネス拡大 |
■ グローバル経済成⾧を取り込むべく ー 主な事業分野と重点地域 |
④ DX強化 | ■ デジタル技術を活用した業務効率化と生産性向上 ■ ビッグデータを活用した既存ビジネスの拡大と ■ DX人材確保と社員のITリテラシーの向上 |
2.経営基盤の強化
① ガバナンスの深化 | ■ コーポレートガバナンス・コードの対応を含む透明性の高い |
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② リスクマネジメントの強化 | ■ グループ全体の持続的な企業価値向上のため、企業運営に |
③ 財務戦略の強化 | ■ 財務基盤の安定性を維持しつつ、成⾧投資等による |
④ 人材戦略の強化 | ■ 人的資本に対する積極投資 ■ グループ全社員を含めた計画的人材育成に向けた制度・ ■ 高度専門性、多様性を目指した人材の育成・採用・登用 |
⑤ サステナビリティ 経営の推進 |
■ 経営理念、サステナビリティ基本方針に基づく |
定量目標(連結)
(単位:百万円)2021年度 実績値 |
2022年度 計画値 |
2023年度 計画値 |
2024年度 計画値 |
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受注高 | 154,702 | 170,000 | 180,000 | 200,000 |
売上高 | 148,075 | 140,000 | 170,000 | 185,000 |
営業利益 | 6,866 | 5,500 | 7,000 | 8,500 |
経常利益 | 7,792 | 5,800 | 7,200 | 8,700 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
5,363 | 3,900 | 4,800 | 5,800 |
ROE | 9.6% | 10% |
配当方針(連結)
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の一つとして位置付けております。「V2030」の実現に向けた成長投資を含む今後の事業展開及び安定配当の継続等を総合的に勘案の上、親会社株主に帰属する当期純利益の30%を配当性向の目安として、業績に応じた適正な配当を実施してまいります。
本計画の着実な遂行により、次世代をリードするような独自のエンジニアリングに重きを置いた商社を目指してまいります。