ENGINEERING

エンジニアリング本部

次世代型エンジニアリング商社の要として

7つの事業本部ごとに所属していた技術者を結集し、技術者統合型組織として発足したエンジニアリング本部。社内の技術インフラの整備や、業務遂行に必要とされるリソースの拡充など機能強化を進めています。また、営業部門と連携しながら、受注プロジェクト運営の技術的対応やマネージメントを行うなど、エンジニアリングを基軸とした付加価値を提供することで、当社が掲げる『次世代型エンジニアリング商社』を目指していきます。

大型化・複雑化する
プロジェクトに対応

当社ではこれまで各事業本部に技術者が在籍し、機械設備のコーディネートや据付、アフターフォローといった技術サービスを提供してきました。近年、お客様の製造現場からの要望は多岐に渡り、当社に対して生産ラインの仕様検討やトータルコーディネートなど対応の幅が広がっております。生産現場の海外シフトも更に進み、当社が受注したプロジェクトの半数を、グローバル案件が占めるまでになりました。また、プロジェクトの大型化・複雑化・高度化が進展し、中には大型プラントを受注するケースなども出てきました。こうした高度なエンジニアリング力が要求されるプロジェクトに対応し、最適な設備の組み合わせで最高の機能を発揮させるとともに、環境対応も実現できるような生産ライン構築をする。そのための技術サポートやトータルコーディネートの実力を高めて、エンジニアリング機能の強化につなげるのが、エンジニアリング本部の役割です。

プロジェクトチーム

当社ではお客様が導入する設備の検討に始まり、その調達・納入・据付・設備の安定稼働による生産支援、不要になった設備の廃棄までを一気通貫でサポートしていきます。現在、受注が増加している国内外の多くのプロジェクト案件では、プロジェクトマネージャー(PM)による基本設計や設備製作、工程の管理を行っていくケースも多くなりました。このような場合には、エンジニアリング本部が技術者の中からPMをアサインするとともに、社内外の専門家からなるチームの体制を整えるといったプロジェクト組織編制を行います。世界的なEV(電気自動車)化の流れを受けた、リチウムイオン・バッテリー製造設備ライン大型プロジェクトでは、技術者の視点でライン構築の内容を精査し、工事安全、法令対応等のリスクマネジメントを当社で請け負うことで受注に繋がりました。またバイナリー発電プラントの建設では、当社のエンジニアが設計・調達・工事の管理を行うといった、当社完結のエンジニアリング機能を果たすケースも出てきました。

上流工程に挑戦可能で、
スキルや実績も正当に評価

幅広い産業領域に多くのお客様をもつ当社だからこそ、多種多様なプロジェクトが経験できる。それが当社で技術者として仕事をするメリットです。複数メーカーの装置をコーディネートする立場で、プロジェクトの上流工程から参画できる案件も多数あります。さまざまな事例を経験することで、知見が広がり提案力も向上します。エンジニアリング本部では、技術者同士が成果や課題を共有し、その解決策などを検討することで、技術者へのバックアップを行っています。また、人事面では、技術者のスキルや実績を正当に査定し、評価していく人事評価システムの導入を進めています。エンジニアとしてのスキルアップを図るとともに、適性に合わせて多種多様なキャリアパスを描けるような仕組みづくりも行っていく方針です。グループ会社との人材交流も積極的に進めて、当社グループ全体の技術力の底上げにも取り組みます。

IGARASHI KOSUKE 五十嵐 光佑 エンジニアリング本部 エンジニアリング推進部 2007年入社 経済学部 商学科 卒IGARASHI KOSUKE 五十嵐 光佑 エンジニアリング本部 エンジニアリング推進部 2007年入社 経済学部 商学科 卒

社内外のプロをつなぐ

新設のエンジニアリング推進部では二つのエンジニアリング機能をサポートする役割を担っています。一つはお客様がプロジェクトを具現化する過程での構想提案や最適なメーカーへつなぐためのプロセス部分を、商社である当社が担うことで付加価値を高め、受注に結びつけていくエンジニアリングのプロセスを最適化する機能。もう一つが営業部門の担当が一人では背負いきれない複雑かつ大型のプロジェクト推進をサポートするプランニングラボ機能です。当社では提案段階まで含めると数百件のプロジェクトが動いています。具体例として、お客様が海外に建設する大規模な塗装プラントプロジェクトがあります。大型かつ複雑なプロジェクトでは各工程の専門技術者だけでなく、事前にリスクアセスメントやドキュメンテーション整備を行うなど、契約、法務、総務、人事、財務、物流といった多種多様なキャリアをもつ、社内外のプロの協力が必要となります。そこで、プロジェクトマネージャー(PM)とともに私たちが営業部門との橋渡し役となって、部門を超えたチームを結成し、プロジェクト運営をスタートさせました。

会社が成長する礎をつくる

この案件はプロジェクト運営の第一弾として、今後の試金石となるものです。ここでの事例を体系化して、今後、各事業本部が国内外の大型プロジェクトの受注に向かって突き進む際、タッグを組んでそれを遂行できる体制や仕組みを構築することが私たちの役割です。私自身は入社して以来、国際物流や国内外の営業を経験してきました。数々の貴重な経験を通じ、さまざまな方々とつながりを築けたことが、現在の仕事に役立っています。他部門の人達と具体的な情報を共有し、一緒に汗をかきながらコミュニケーションをとり、ワンチームとして同じゴールに向かうことを心がけています。当社の変革期に未知の領域に挑戦できるチャンスが得られたことにやりがいを感じています。将来はプラントエンジニアリング業務を手がけられるようにしていき、業界内で「プロジェクト対応といえばDJK」と言われるようにすることが私の目標です。

JUN SHIMADA 嶋田 潤 エンジニアリング本部 営業技術部 2012年入社 電気科 卒JUN SHIMADA 嶋田 潤 エンジニアリング本部 営業技術部 2012年入社 電気科 卒

上流工程から携わることができる

以前は大手電機メーカーで、電子基板の製造管理業務に携わっていました。当時は自社ラインの経験しかありませんでしたが、DJKに転職後は、自動車、家電などをはじめさまざまなメーカーのプロジェクトを担当できるようになりました。その点は当社ならではの面白さだと思います。主な担当業務はプリント基板に電子部品を実装するラインの自動化です。現状調査、お客様へのヒアリング、要件定義、基本設計デザインレビュー、動作試験、導入立ち上げなどのライン構築に関わる一連のプロセスを、プロジェクトマネージャーとして行っています。複数メーカーの装置をつないで一つの自動化ラインを構築するために、ハードだけではなくソフトやネットワークまでカバーしています。どんなラインを構築したいのかは、お客様自身も手探り状態の場合がほとんどです。そこで、さまざまな分野の企業をサポートしてきた経験と知見を活かして、要件定義などの最上流の段階から自分の考えで提案を行えることがやりがいです。

エンジニアが集結して知見を共有

お客様から「DJKはそこまでサポートしてくれるのか」と頼られることは少なくありません。ある企業に自動化ラインを納入した案件では、その後、名指しでリピートを頂くようになり、数十ラインを追加発注頂いたこともあります。仕事を通してさまざまな技術にもチャレンジできるため、スキルの幅も格段に広がりました。現在は、当社が自社ブランドとして展開する、「LOGITO」という物流自動化ソリューションも担当しています。お客様向けに材料管理の自動化ライン構築を請負、それに付随するソフト開発では仕様決めや要件定義も手がけました。今後はこの分野において、社内からも頼られる存在になりたいと考えています。エンジニアリング本部がスタートし、各事業本部のエンジニアが集結したことで、他部門の動向や技術的な取り組みも見えるようになってきました。また、お互いに顔見知りになって情報交換などもしやすくなったことで、多くのヒントや気づきがあり、エンジニアとしてのスキルアップにもつながっています。

(2023年12月当時のインタビュー内容です)

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