環境負荷低減に向けた取り組み
あらゆる産業用機械を取り扱う中でも、お客様の製品生産における再資源・省資源化、省力化、省人化等に貢献する商品の拡販を強化しています。環境配慮型商品の種類は年々増加傾向にあり、近年においては社会インフラに役立つものが多くなっています。第一実業グループにおいて、商品・サービスの提供は事業を通じた社会貢献とも捉えており、環境配慮はビジネスの最重要課題として認識し、取扱商品の拡充を図っていきます。
環境関連商品のビジネスエリア

環境関連商品のビジネスエリア(工場内)

RE100ソリューション
プラント保安工場への取り組み

各種プラントの設備高経年化・労働者不足といった社会問題に対応するため、カメラ・センサーなどを有効活用したスマート工場・保全の構築に取り組んでいます。当社は、コニカミノルタ株式会社製のガス漏洩監視システムを取り扱っています。従来はガス検知器で行っていたガス漏えい点検に同カメラを使用することで、発生源の特定や高所での異常も容易に判断することができます。また、作業現場における揮発溶剤のガス溜まり等の可視化も可能となり、作業環境改善と事故防止につながります。プラント設備のみならず、燃料基地やタンカー、各種製造現場における導入も推進していきます。
「LOGITO」による産業の持続的発展への貢献
ものづくり産業での人口労働減少問題を解決するために、「LOGITO」ブランドを展開し物流自動化ソリューションを提供し、製造現場や工場、物流倉庫における自動化・省人化の実現に取り組んでいます。
現場経験が豊富なエンジニアが国内外のさまざまな機器から最適な設備の選定や自由設計を提案し、高いコストパフォーマンスを実現します。工場の分析からレイアウト提案、設備選定、さらには施工、アフターサービスまでワンストップのソリューションを提供します。
製造現場や工場等の省人・省力化を推進していくことで、生産性、効率、環境への配慮など、さまざまな側面で産業の持続的発展にも貢献していきます。

二国間クレジット制度(JCM※)事業
途上国等への優れた脱炭素技術等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価するとともに、我が国のNDC(国が決定する貢献)の達成に活用する制度です。
※Joint Crediting Mechanism
採用案件
2019年度
案件名 |
化学工場へのバイオマスボイラーの導入 |
想定GHG※削減量 |
16,882t-CO2/年 |
2022年度
案件名 |
小規模分散型発電支援制度を活用した計28MW太陽光発電プロジェクト |
パートナー国 |
チリ |
想定GHG※削減量 |
21,240t-CO2/年 |
持続可能なイチゴ苗⽣産

第一実業ベリーズファーム
(埼玉県入間郡毛呂山町)
当社所有施設である第一実業ベリーズファームにおいて、最先端の液体培養システムでイチゴメリクロン苗を短期間で効率的に大量増殖し、供給することで生物多様性の保全に貢献しています。閉鎖型植物工場のクリーンな環境で育つ苗は、病原菌の保有率が最小限に抑えられ、農薬の使用量削減につながります。新品種やオリジナル品種の保全も可能にし、イチゴの遺伝的多様性を守る役割も担っています。
尚、ファーム内では風力発電に紐づくカーボン・オフセットされた電気を使用することにより、CO2排出量実質ゼロを実現しています。
環境に関わるその他の取り組み
国内で使用する社用車については、ハイブリッド車を含めた環境対応車の割合は9割を超えています。
また、オフィス環境においても会議等におけるペーパーレス化を推進するとともに、ウェブ会議システムの活用により出張等の移動に係る温室効果ガス排出量削減に努めています。
事務用消耗品についてはエコマーク認定品や再生利用可能品を、冊子等の発行物等に関しては環境にやさしいインクや製紙材料などの使用を優先し、グリーン調達の拡大を図っています。
こうした地道な取り組みも、その積み重ねにより環境保全に貢献できると考えており、今後も引き続き環境負荷低減に向けた社内の取り組みを促進させていきます。

エコカー推進

ウェブ会議の促進

ペーパーレス化

グリーン調達