AUTOMOBILE
BUSINESS

自動車事業

変革期を迎えた
自動車産業の原動力に

自動車製造には、非常に多くの工程があり、複雑なパーツや部品が数多く使われています。自動車事業本部は、その自動車製造の現場で使われる機械・器具・部品を取り扱い、これらを単体で販売するだけではなく、さまざまな工程に適合する各種設備のインテグレート提案を合わせて行うことで、自動車製造現場の生産性向上に寄与しています。自動車産業は100年に一度と言われる技術変革期を迎えており、その変化をビジネスチャンスと捉え、世界規模で事業を展開しています。

MAKINO DAISAKU 牧野 大作 自動車事業本部 東部駆動システム部 2005年入社 工学部 化学応用工学科 卒MAKINO DAISAKU 牧野 大作 自動車事業本部 東部駆動システム部 2005年入社 工学部 化学応用工学科 卒

メーカーの
開発シーンにまで関わる

大学では水素エネルギーに関する研究をしていましたが、多くの人の発想に触れ成長できる仕事がしたいと考えて、選んだのが商社の世界。その中で、エネルギー関連設備の取り扱いがあったことが、DJKに入社を決めた理由です。
現在は自動車事業本部の駆動システム部に所属しています。主にエンジン、ステアリング、ブレーキなど、車を動かすコアとなる部品を製造するための設備を取り扱っております。それらの設備を自動車メーカーや部品メーカーに販売・提案するのが仕事です。自動車業界は100年に一度と言われる変革期にあり、ガソリン車からハイブリット車・電気自動車・燃料電池車などへの転換が進んでいます。従来のエンジンからモーターに変わるのを筆頭に、部品構成が一変しました。その変化に追随し生き残るために、各メーカーも必死で新しい部品やその製造方法を開発しています。そのような中で、私たち駆動システム部に求められているのはそれらをサポートすること。単に設備を売るのではなく、例えばお客様が部品の溶接で試行錯誤していたら、その課題を解決できる溶接方法や設備をお客様と一緒に検討するなど、製品や工法の開発にまで関与するケースもあります。まさにお客様に寄り添う提案が求められるのです。

海外で
新しい事業を創出する

商社の資本は「人」です。アイデア次第で何でもできます。私は5年間タイに駐在後、インドに4年間駐在し、現地に進出している日本の自動車メーカーに対して、生産設備の提案を行っていました。当時は、新型コロナウイルスが流行し、車の生産が止まってしまい、全く設備が売れない状況でした。この状況を打開するために、メンバーとディスカッションを重ねながら50~60ものプロジェクト案を出し合いました。そしてそれらをお客様へ提案していく中で、大きな成果が出たのが工場の改修工事プロジェクトでした。工場の改修工事はサブコンと呼ばれる各種設備業者が行いますが、お客様が求める品質や納期管理ができる日系サブコンの多くが、コロナでインドから撤退してしまっていました。そこで、当社がインド現地のサブコンの指導や育成を行い、工事を請け負った結果、お客様が求める水準の工事を実現できたのです。この成功がお客様からの信頼をさらに厚いものにして、改修工事も数十億円規模に拡大することができました。誰もが一生懸命に営業していますが、競合に打ち勝つにはセオリー通りの仕事ではダメで、いくつもの戦略を考えて競合以上の付加価値や印象を与える事が必要だと思っています。

次世代の車の
ビジョンを具現化する

学生時代の留学経験から、海外で働いてみたいというのもDJKを選んだ理由の一つでした。海外赴任は国内で活動するよりも、業務範囲がぐっと広がり、求められる成果や難易度のレベルが上がります。そのために大事なことは、まず目の前の仕事に真摯に取り組み続けること。今の仕事に全力を尽くしていれば、海外事業に挑戦できるだけの実力が養われると思っています。自動車事業はその力をつけるには申し分ない本部です。次世代の車がどんなものになるのか、その方向性はまだ決まっていませんが、そこに面白さがあります。自分たちで次世代の車のビジョンを予測し、何に注力していくのかを考え、営業していく。その判断や行動によっては、業界内での優位性が決まってしまう、重要なタイミングかもしれません。自分たちの予測は必ずしも正解とは限りませんが、一生懸命に情報を集めて考えることが大切です。そのための最大の指針は、ものづくりをしている現場の生の声を聞き、お客様がやろうとしていることやニーズに、全力で応え続けていくことです。それが会社の未来をつくり、自分自身の未来を切り拓くことにつながるはずです。

(2024年9月当時のインタビュー内容です)

ENTRY エントリーはこちらからENTRY エントリーはこちらから